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d8a0cb8b10ce4bbb22ddb24241a06d55.jpg古信楽「蹲花入」

Shigaraki ware
/ Flower vase, UZUKUMARU type

古信楽/Shigaraki ware
室町時代/15th-16th Century
高(H)14.8 × 口径(WD)6.4 × 胴径(D)14.5 × 底径(BD)10.0
滋賀県立陶芸の森陶芸館/The Museum of Contemporary Ceramic Art, The Shigaraki Ceramic Cultural Park
古信楽

 

中世に信楽で焼造された、壺や甕また擂鉢などの焼締め陶器の総称。

蹲花入

中世の信楽焼のなかでも、背が低く胴が張り、ずんぐりとした壺は、人がうずくまる姿に似ていることから「蹲(うずくまる)」と呼ばれ、花入として茶人らに愛好されました。 もとは種壺や油壺など生活雑器でしたが、侘びた趣と手頃な大きさが好まれ、見立て道具として用いられるようになりました。 本作は、素朴で豊かな造形と赤褐色から明るく変化する「火色」、珪石が表れ出た「石ハゼ」や木節粘土特有の「ウニ」など、古信楽の特徴的な風景を見せ、肩部に「△」が線彫りされた名品です。