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machida-yakudou-chiasi.jpeg特別展「躍動するアジア陶磁ー町田市立博物館所蔵の名品からー」

Dynamism of Asian Ceramics:the Masterpieces from the Machida City Musuem collection.
2024年 9月14日(土)ー12月8日(日)

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 町田市立博物館は1973年に開館し、現在はリニュアルにむけての休館、2026年春に町田市立国際工芸美術館(仮称)としての開館を予定。同館は、国内最大級の東南アジア陶磁と、中国陶磁史を概観できる優れた中国陶磁コレクションを所蔵しています。「躍動するアジア陶磁」展は、そうしたコレクションの中から東南アジア陶磁器とそれに関連する中国陶磁器、また国内で名高い中国ガラスコレクションから選りすぐりの作品、あわせて137点で構成するものです。

東南アジアでは多くの民族が盛衰を繰り返し、時代と地域ごとに多様な文化が形成されてきました。本展は、10世紀以前~18世紀を大きく年代順に6章で章立てし、中国と東南アジアのそれぞれの地域によって生みだされた作品を、技法や色彩によってバリエーション豊かな構成を行い、様々な視点から躍動するアジア工芸の世界を楽しんでいただきます。

1.会 期:令和6(2024)年9月14日(土)~12月8日(日) 74日間

2.主 催:滋賀県立陶芸の森

3.協 力:町田市立博物館、一般社団法人甲賀市国際交流協会、公益財団法人滋賀県国際交流協会、京セラ株式会社

4.  企画協力:AsHI

5.後 援:滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、甲賀市、京都新聞

6.休館日:毎週月曜日 

7.会 場:滋賀県立陶芸の森 陶芸館 〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 

8.展示構成:

1章 東南アジア陶磁の黎明
 展示件数:ベトナム5点、中国4点、タイ5点、クメール1点、ラオス1点、計16点
 10世紀まで中国の統治を受けていたベトナムでは、中国の影響を強く受けた陶磁器が発達しました。また各地では独自の土器も作られます。
 本章では、のちの東南アジア陶磁の基礎となる、これら黎明期の陶磁器を紹介します。

 2章 淡緑と褐色の造形
 展示件数:クメール15点、計15点
 9世紀にカンボジアで勃興したクメールは、12世紀にインドシナ半島の大半を治める大帝国に発展し、他に類を見ない陶磁文化が栄えました。
 本章では、クメールで作られた独特なスタイルを持つ陶磁器を紹介します。

3章 色の競演
展示件数:ベトナム22点、中国2点、計24点
ベトナムの民族王朝である李朝と陳朝では、中国宋時代の陶磁器の影響を受けつつ、白・緑・茶などのカラフルな陶磁器が作られました。
本章では、それらに影響を与えた中国陶磁と併せて紹介します。

4章 多彩な青磁
展示件数:タイ7点、クメール1点、中国9点、ベトナム4点、ミャンマー1点、計22点
中国で作られた青磁は各国で珍重され、のちに東南アジアで窯業技術が発達すると各地で個性的な青磁が作られるようになります。
本章では、中国および東南アジア各地で作られた青磁を一堂に並べます。

5章 黒の表現
展示件数:タイ14点、中国6点、ベトナム4点、ミャンマー1点、計25点
中国では3世紀から鉄顔料で絵付けをする「鉄絵」の技法が確立され、14世紀以降東南アジア地域にその表現が広がりました。
本章では、中国と東南アジア陶磁の中で、鉄を用いた様々な黒釉の表現を紹介します。

6章 多彩の美
展示件数:中国8点、ベトナム22点、ミャンマー3点、計33点
14世紀に中国で青花が開発され、のちにベトナムにも伝播します。また、アジア各地で緑・赤・黄など多彩な絵付けが行われます。
本章では、様々な色を用いて彩られた中国と東南アジア陶磁を紹介します。

番外編「新たな輝きと色彩ー中国ガラス」※巡回地の中で当館のみ展示
展示件数:色ガラスや多彩な鼻煙壺など15点ほど

※展覧会の図録はこちらをクリック/catalog of Exhibition

 

 

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「灰釉兎形壺」クメール(12-13世紀)

Hare-Shaped Pot in Ash Glaze, Khmer, 12th-13th century
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「黒褐釉兎壺」クメール(12-13世紀)

Hare-Shaped Pot in Dark Brown Glaze, Khmer, 12th-13th century
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黒褐釉象形壺 クメール(12~13世紀)

Elephant-Shaped Pot in Dark Brown Glaze.