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VR.jpg陶芸館ギャラリー 信楽窯業技術試験場移転記念企画「アニマルトイ誕生! - 現代陶芸の巨匠たちがデザインした干支シリーズ」

2022(令和4)年9月17日(土)-11月6日(日)

 

 

パノラマVRツアー

アニマルトイVRツアー入口写真.jpg

    滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場(以下試験場)は、今年10月7日に陶芸の森の隣地に移転、新たな歴史の一歩を踏み出します。1927(昭和2)年の創設から95年。戦前の世界恐慌と第二次世界大戦から、戦後の復興・高度経済成長期、平成のバブル経済の崩壊など、試験場は凡そ百年に亘り産地とともに幾多の困難を乗り越えてきました。
  世界的なコロナ禍を転機に近年、生活意識が変化しつつあります。手仕事の魅力を活かしたクラフトや〈昭和レトロ〉への関心の高まりは、そうした傾向の表れともいえるでしょう。いま試験場では、産地の財産としてアーカイブ化された過去の試作品から、デザイン性に優れたものを取り上げ、最新技術を活用したリデザインに取り組みはじめています。
  年の瀬の風物詩としてお馴染みの干支の置物。信楽では、試験場が試作を手掛けた1957(昭和32)年頃から、本格的に製作がはじめられたようです。本展ではそのルーツとされる陶彫の第一人者・船津英治、現代陶芸のパイオニア・八木一夫と熊倉順吉が試験場で手掛けた干支、またそれを現代にリデザインしたアニマルトイや関係資料を紹介します。

 ※当館干支シリーズの3D映像はこちら

 ※信楽窯業技術試験場所蔵の干支の360°VRはこちら(※一部当館蔵を含む)