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c060e268da3220769b91eecc64a59191.jpg大畠 雅人「お化けごっこ」

Playing Ghost, Made by OHATA, Masato

令和4/2022
高(H)23m、幅(W)13cm、底(D)8cm

個人蔵/Private Collection

仕様ソフトと素材   作品素材:レジン
           原型制作使用ソフト: Zbrush、Marvelous Designer
大畠 雅人 

OHATA, Masato

《ワンシーンで魅せる世界観》

1985年千葉生まれ。 大畠雅人は本物の人間に近いリアルなキャラクターデザインで、背後にストーリーを

感じさせる造形を得意とする原型師だ。ただし作品に詳細な情景は作り込まれておらず、人物以外に造形されている要素はそう多くない。けれどもキャラクターの服や持ち物、表情や仕草から、作品の世界観やキャラの性格までもが想像させられる。少ない要素と的確な空間構成で、映画の一シーンのような、詩的で物語性の高い世界を鑑賞者に見せてくれるのだ。また、2022年に大畠はNHK『おかあさんといっしょ』人形劇「ファンターネ!」のキャラクターデザインも務めている。作風の幅を広げながら活躍する大畠が、今後どんな世界を見せてくれるのか楽しみだ。(テキスト:ほっぺふき子)

お化けごっこ

ふとアイデアが浮かんできて、とにかく早く形にしたくて10日ほどで作りました。少年が持っている花輪の花はスズランで花言葉は「幸せの再来」です。少女は墓の上に立っています。子供の遊びのように見えるシチュエーションに別の側面を持たせてみる人によってさまざまなストーリーを浮かび上がらせるようにしました。